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執筆者の写真はるか 渡辺

日記に関する日記



最近、一日5行程度の日記を始めた。

(たった5行なのに溜め込んでしまうので今日も2日分かかなくては)


日記の方法は一度書き始めたらなるべくペンを止めないというもの。

ブワッと湧いてくる言葉のままにペンを走らせる。

1日の5分くらいの断片で終わる日もあれば、その日の全体の出来事が箇条書きになる日もある。

もしくは出来事というか、思ったことや思想、自分の哲学で終わるときもあって面白い。


その日1日が充実していたからと言って書き留めたいことが充実しているわけでもなく、

その日一日部屋から出なかったからって書き止めたいことがないわけではない。


先日書いた日記は「思想」的な類であった。

その日、その考えが頭に浮かんだ時は世界の大発明だ!と言わんばかりの感じで、

携帯のメモに書き留めた。

それはこんな内容。


かっこいいダンスを見ると、つい真似したくなくてもなんだか記憶にこびりついた「その人の感じ」やその作品の感じを真似してしまう気がして(ビデオを撮ってみてみると全然違ってきちんと私がいるのだけれど)嫌だった。

そこで気づいたのは、かっこいい「ダンス以外のもの」をたくさんみて脳裏に焼き付ければいいんだ!

という大発明。


今思うと普通のこと。


この普通の大発明が日々繰り返される。


普通を普通にしない力か!


と。今書きながらまた普通の大発明が生まれた。


普通を普通にしない力はすごい。これがないと芸術やっていけないかもしれない。


私の周りのアーティストって、きちんと日常に大発明を見つけられている人のような気がする。


こうして、書き始めた頃にはなんてことない日々の記録なんだけど、

書き終えるころには少しはみでているところが日記のいいところだ。


写真は2019年 TOBIU芸術祭


OrganWorks渡辺はるか






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